ジャンル
エンジニアリング
公開日
June 23, 2021
fmfm.fm(フムフムエフエム)はデジタルプロダクトの作り手をゲストに迎え、色んなことをお聞きしてフムフムと知識を増やしていくポッドキャスト番組です。
今回は練習がてら「B/43」のアプリエンジニアのnakamuuuと、Android版のアプリ開発を担当してくださっているウフィカ社のあんざいゆきさんにインタビューしてみました。浪人生エンジニアとの出会い、事業会社と受託会社のパートナーシップなどについてお話しました。
ミーティングの余り時間で突発的に録音した練習会でしたが、面白かったので公開します。音声はまだまだ工夫が必要そうだし、準備不足で色々とアレなので今回はテキスト書き起こしメインでお楽しみください。
今日のテーマについて
takejune
今日はB/43のAndroidアプリ開発に携わっているエンジニアのお二人をゲストにお迎えしています。2人に出会ったのは、スマートバンクの創業者たちが、以前に経営していたフリマアプリ「フリル」を運営するFablic社でのことだったんですけど、今日は2人との出会いと一緒に仕事をしていた思い出と、今B/43アプリをどういうふうに開発しているかということなどについてお話していこうと思います。1人目はですね、あんざいゆきさんです。こんにちは。
yanzm
こんにちは
takejune
あんざいさんの自己紹介をお願いできますか?
yanzm
はい。株式会社ウフィカの代表取締役社長兼Androidエンジニアしてますあんざいゆきです。
takejune
はい、Android開発者の方では知らない人はいないんじゃないかなと思いますが、ブログは「Y.A.M(わいえーえむ)の雑記帳」ですよね。
yanzm
そうですね、その読み方で合ってます。
takejune
Android開発に関してググると必ず出てくるでおなじみのブログをずっと続けてらっしゃいます。もうお一方が、スマートバンク社のAndroidエンジニアの中村くんです。ナカムーと呼ぶのがいいかな?
nakamuuu
ナカムーと呼ばれることが多いですね。はい。よろしくお願いします。
takejune
nakamuuuも簡単に自己紹介をお願いできますか。
nakamuuu
Fablicでフリマアプリ「フリル」のAndroid版の開発を2015年頃からさせていただいていて、現在は、B/43のiOS版の開発を担当させていただいてます。
takejune
僕とはそうですね、かれこれ五、六年、一緒に仕事をしている感じで。最初の印象的な出会いについて、今日はお話をお聞きできたらいいなと思っております。
あんざいさんとの出会い
takejune
時系列で言うと、僕やスマートバンク社のメンバーが出会った順番はnakamuuuよりもあんざいさんが先で、お会いしたのは2014年ですね。
yanzm
ああー、もうそんな前でしたっけ。
takejune
そうですね。いま2021年なんで、もう7年ぐらい前にになるんですよね。その当時フリマアプリの「フリル」っていうのが、一応Android版はあったんですけど、社内にAndroid専門にやってきたメンバーがいなくて。iOSやりたかったエンジニアに無理やり頼んでAndroid版を開発してもらったんですけど...最初のバージョンですね。
それが、Googleのガイドラインにも則っていないし、できとしても、正直そんなに高くなかったっていうところもあって。そんな中で、フリルのプロモーションでテレビCMを放映しないといけないとうことも決まっていたので、フリルのAndroid版をいい感じにリニューアルしたいという経緯があって、開発力が足りないぞどうしようみたいな状況で、そこであんざいさんにお声掛けして、開発を手伝ってもらったっていうのが最初の出会いでしたね。
yanzm
そうだったんですねー。
takejune
それまであんざいさんをもちろん、存じ上げてはいたんですけど、特に繋がりがなくて、突然連絡をしてみたって感じだったんですけど、その当時の連絡したときの事とかって覚えてたりしますか?
yanzm
いや覚えてないですね。でも、もう基本的に来たときに空いてれば仕事は受けるので、普通に話を聞いて面白そうだなって思ったんだと思いますよ。
takejune
けっこうラッキーでしたねそういう意味では、我々としては...なんていうんでしょうね、著名なアンドロイド開発者の方として認識していたので、まあダメ元で「多分あいてないんだろうな」って、そこまで期待していない状態で連絡したら受けていただけたという記憶がありますね。
もう普通にリモートで仕事を受けていただくみたいな形ではなくって、ほとんど常駐みたいなで当時恵比寿にあったオフィスに出社していただいてましたよね。
yanzm
そうですね、今の世の中もリモート環境大分整ってますけど、当時はまだそういう感じじゃなかったですね。
takejune
結構なんか密にコミュニケーションを取りながらやりたいっていう、ウチからのリクエストもあったかなと思うんですけど、その当時は、リモートで仕事をすることの方が多かった感じですか?まだそこまでもなくっていう感じだったんですかね?
yanzm
半々ですかね、契約の形態次第っていう感じで。そうですね。今もうほとんど業務委託ですけど、なんか最初の頃はやっぱりまだアプリもけっこう作って納めてみたいなのもあって、そういう請負的なやつは自分のとこでやってましたけど。
takejune
なるほどなるほど。結構案件によりけりみたいな感じだったんですね。
yanzm
はい。
takejune
ゴリゴリとUIを実装していくみたいなこともやっていただきつつ、社内のAndroidエンジニアのレビューみたいなところもやっていただいたのかなって思うんですけど。
yanzm
はい、はい、うん。
takejune
ninjinkun(当時のアプリエンジニア)曰く、Android SDK、特にフラグメント周りのこととか、Android Javaの知見を、レビューしてもらったことによって得ることができて、社内のエンジニアのレベルアップに繋がったとのことで。そのときって単に開発するだけじゃなくて、社内チームのレベルアップみたいなところも、仕事をしていく中の狙いとしてはあったりしたんですか?
yanzm
そうですね、最終的にはお手伝いしているとこであっても、自分のところでAndroidの開発力をつけてもらって、もう私は卒業するというのが、目標なので。はい、そうですね。
takejune
なるほど。まさにそれがうまく行ったというか、ビフォーアフターで社内のAndroidエンジニアレベルに変化があったんじゃないかなって、個人的には近くで見て思ってましたね。なんと2014年にに入っていただいて、その年の年末に発表されたGooglePlay 2014年のベストアプリに初めて選ばれることができたんで、それは結構社内的にもハッピーなニュースでしたし、Android版がどんどん良くなってるなっていうのを感じさせるような出来事でしたね。
nakamuuu
はい。
nakamuuuとの出会い
takejune
一方でnakamuuuとの出会いについても話していこうかなと思うんですけど。2015年にですね、先ほど話していたような感じで、GooglePlayの2014年のベストアプリに選ばれたこともあって、結構Google Playの担当者の方と定期的にミーティングをするような関係になっていて、当時「トップデベロッパー」という制度があって、Googleに認められた少数のアプリ開発者の人がプレイストア上で公認マークをもらえるみたいな制度があったんですね。あれって、今はもうないですよね。
nakamuuu
いまはないですね。だいぶ前に消えたので、もしかしたら知らない方もいるかも知れないですが。開発者の名前の横に小さな青いアイコンが付く制度がありました。
takejune
当時うちのアプリはそれがついていなかったので、「これどうやったら取れるんですか?」みたいな話をGooglePlayの担当者に聞いたところ、何げなく「トップデベロッパーに選ばれた個人開発者の人もいるんですよ」っていう話をしてくれて、それがとある大学生向けの時間割アプリの開発者だと。そんな優秀なAndroidエンジニアがいるなら会ってみたいなと思ってコンタクトを取ったのがnakamuuuだったんですよね。
nakamuuu
はい。
takejune
あんまり覚えてないし、多分僕がやったんじゃないんですけど、連絡先って公開されてなかったんで、なんかGooglePlayとかの登録情報をあさってコンタクト取ったんだったかなと思うんですけど、そのときのことって覚えます?
nakamuuu
そうですね、もう6年近く経つので、若干忘れてる部分もあるんですけど、突然...。GooglePayのアプリのページに確か問い合わせのメールアドレスを入ってたんですよね。で、ときどき問い合わせとか来たりしてたんですけど。いきなり...何か「情報共有のために会いませんか?」みたいなのは初めてでしたね。
takejune
そういう怪しい感じの連絡の仕方だったんですね 笑
nakamuuu
確か1回断った記憶があるんですよね、それをなんか自分自身も浪人生だし、あんまり会社に入ってアプリを作るみたいなイメージはなかったんで、一旦断ったんですけど、1日2日経ったあとにもう1回なんか似たような文面がきて、ちょっと断る日本語も思いつかないし、話を受けた記憶はあります...。
takejune
整理すると、そのときnakamuuuは19歳?19歳で浪人生だったんですよね。
nakamuuu
そうですね 笑
takejune
それで受験の傍ら、趣味でAndroidアプリを開発していてその時に連絡が来たということなんですね。
nakamuuu
そうですね趣味ではじめたらトップデベロッパーのマーク取っちゃったんで、不思議な感覚になりましたけど
takejune
俺、開発しただけなんですけど何かやっちゃいましたかみたいな 笑
nakamuuu
そんな感じですね 笑
takejune
なるほど。もうそのときの連絡の内容自体は、良かったらうちで働きませんか?みたいな感じだったんですか?
nakamuuu
メール自体はそこまでは踏み込んでなかったですね。ただ会いませんかっていう最初のステップだけで。実際にお会いしてランチ食べて、オフィスにちょっと見学みたいなところまで。
takejune
あーなるほどなるほど。多分、その話を聞いたときに、エンジニアからぜひ採用したいなみたいな下心はあったかなと思うんですけど、確か会ってみたら浪人生だったんで、誘っていいやらどうする?みたいな話をしたような気がします。そうですね、結果的に最初は浪人しながら、Fablic社にインターンとして働くことになったという感じだったんですね。
nakamuuu
そうですね。
takejune
それはもう誘われて、断る日本語思いつかなかったから?
nakamuuu
メールはそうでしたね。「浪人生なんで採用していいのか悩んだ」みたいな話は以前自分も聞いたことがあるんですけど。しばらく家で勉強してたのに、会社見学行ってファウンダー4人に囲まれて....それなりに自分は圧を感じていたのかもしれない。
takejune
そんな圧を感じながら、断るに断れずに入社したって感じだったんですね。その当時ってアルバイトはしてたんでしたっけ?
nakamuuu
アルバイトもしてなかったですね。浪人で勉強なりアプリを作ったりなりしてました。
takejune
純粋に個人開発する時間を奪って働いてもらうことになってしまったという...。入社した直後ってキャッチアップの時間だったのかなと思うんですけど、今回その当時の記録を見返していたんですけど、初日にフリルを触った所感みたいのを投稿してくれてて、不便に感じた点なんかを指摘してくれて、それがいきなり的確な内容だったのが印象的だったんですけど。個人アプリしか作ったことがなくて、チームでの開発経験がない中で入ってみて、最初ってどんな感じでしたか。
nakamuuu
本当に右も左もわからないので、フワフワしてたんで...当時の記憶が怪しいんですけど。1人で作ってるので、それこそプログラミングの経験自体も初めてでいきなりアプリ作ってリリースしたことがあるだけ、みたいな感じだったので。ベースとなる技術力もないし、自信なさげな状態で、なんもわからないみたいな。困惑してたのを覚えてます。
takejune
最初ってどういうことを任されたんでしたっけ?
nakamuuu
そうですね、最初は具体的になにかissue投げられたよりかは、アプリ全体を見て、気になったところを一旦直すっていうのとか、細かいライブラリのアップデートとか、そういったものをやっていた記憶はありますね。最初の1ヶ月。
takejune
以前にエピソードとして、最初にその巨大なプルリクエストを送ってあんざいさんにレビューでしばかれたと聞いたことがあるんですが、そういったことは実際あったんですか?
nakamuuu
ありましたね、具体的に言うと確かターゲットSDKバージョンが古いまま止まっていて、サポートライブラリも古かった状態のままで止まっていて、1個ライブラリーのバージョンを上げたらいろいろ追従して変更しなきゃいけないところが生まれて、プルリクエストが膨らんでいったんですけど...
チーム開発わからないんで、とりあえずわーっと変更して投げちゃったんですよね、プルリクエストを。そうしたらあんざいさんをはじめとするメンバーにボコボコにされた記憶があります...笑
ボコボコっていうと良くないかもしれないけど、指摘された記憶があります。
takejune
いきなり任されて、プルリクエストを意を決して送ったら、先輩方とあんざいさんにボコボコにされる事件があったと 、あんざいさんそのときのことって覚えてます?
takejune
ぜんぜん覚えてないっすね 笑
takejune
nakamuuuの印象とかってどんな感じだったんですかね。
yanzm
えー、なんすごい若い子が来たなっていう感じだったような記憶がありますね。
takejune
なるほどな、19歳ですからね。そんな経験がほとんどない中で、あんざいさんだったり他のメンバーにレビューしてもらいつつ、どんどんいろんな機能を振られては作っていたんですかね。
nakamuuu
はい。
takejune
その時って、いまGoogleにいる黒川さんとか、heyにいる坂田くんとか、ファウンダーのcutmailくんとかと一緒に仕事することが多かったのかなと思うんですけど、結構その人達からも指導というか学んだりしたことも大きかったんですかね?
nakamuuu
そうです。かなり大きかったですね。黒川さんの書いているコードを見よう見まねで書いてみたりとか。やってることを真似しながらなんとかやってた記憶はあります。
takejune
完全に真似しながら学んでいくみたいな感じだったんですよね。実際のタスクをこなしつつ。
nakamuuu
そうですね真似しながらやってたんですけど、最初Androidにコミットしてたのが五、六人とか... 結構多いメンバーで、やってた記憶あるんですけど。自分が入ったときに新しいプロダクトをその時は別にやるみたいな話でメンバーがいなくなって。気づいたら何か自分と黒川さん二人とかになって、めちゃくちゃ頑張らなくちゃという状態になったのを覚えてます。
takejune
浪人生なのに...笑
ベストアプリの思い出
takejune
ちなみにnakamuuuが入社するきっかけになったトップデベロッパーなんですけど、実はnakamuuuが入社したちょっと後にめでたく選出されて獲ることができて、AndroidのブログでAndroid Developerストーリーっていう動画も撮ってもらったりとか、それがその年のGoogle I/Oで流れてたりとかっていうのが印象的な記憶として残っていて。
その当時のAndroidエンジニアいわく、ビデオにはFablicのメンバーしか登場してないんですけど、そのベストデベロッパーはウフィカさんの協力なしには獲れなかったっていう風に語っておりました。あんざいさん、こういうふうに支援先が賞を取ったりとか何かに選ばれたりとか、みたいなことって結構他にもあったりするんですか?
yanzm
あったかなー?あったかもしれないけど、あんまり昔のこと覚えてないんですよねー。あはは。
でもあの、次B/43が獲るんで。
takejune
ぜひ獲りたいですね、ベストアプリの話で言うと、昔って結構毎年同じアプリがベストアプリを取ったりとかってあったんですけど、今って新しいアプリが毎年選ばれるようになってますよね。
yanzm
確かに基本、1回獲ったらもうないかもしれないっすね。
takejune
先程も話したように、2014年にベストアプリを取ることができたんですけど、実は2016年の年末に発表されたベストアプリにもノミネートされて、ベストデザインアプリっていう賞を獲ることができたんですよね。
なので.... 2016年の5月くらいまで、途中から入っていただく頻度が減ったりとかはしたんですけど、継続的にお手伝いいただいて。我々が楽天グループにM&Aされたりとかっていう、色々と変化がある中で契約終了になったんですけど、その年の年末にそういった賞も取れたんで、本当に関わっていただくことで、Fablic社内のAndroidアプリのレベルがアップして、まさに手を離れたみたいな感じだったんじゃないかなと思いましたね。
nakamuuuはこの賞を取ったときのこととか覚えてます?
nakamuuu
ちょっと...もう5年ぐらい経ちますので 笑
ただ、このベストデザインアプリを獲れたのは、楽天グループ入りとかで事業的にも大きな変化があって、数字もちゃんと追ってかなきゃいけないっていうプレッシャーも上がっていく中で、「アプリも丁寧に作っていきます」みたいな。社内向けのメッセージとしてもかなりAndroidチームはちゃんとデザイン含めてやっていきますよっていうのを言える根拠になったんで、そういう意味では強い意味合いのあるものだったかなと思いますね。
takejune
結構ポジティブな出来事でしたよね。
nakamuuu
そうですね。はい。
二人との再会、B/43のアプリ開発について
takejune
その後、ぼくを含めてフリルのファウンダー陣は2018年にFablicと楽天を退任しまして、nakamuuuはその後もラクマに残ってアプリ開発受けてくれてたんですけど、僕らがちょうど2019年ぐらいからB/43の事業やプロダクトを作り始めて、お金だったり家計管理に関するインタビューを、元同僚のメンバーにもしていたんですけど。nakamuuuにも話聞くことがあって、いろいろ話してる中で、ちょうどいろんなタイミングがマッチして、スマートバンク社に来てくれることになりました。そのときに参画してくれた経緯はどんな感じだったんですか?
nakamuuu
そうですね、入ったのは2019年なんですけど、その1年前、Fablicが最後に楽天に吸収されてなくなるというタイミングで、「Androidが必要になったら呼んでください」というコミュニケーションをした記憶があります。
takejune
エモい、それは非常にエモいですね。
nakamuuu
そうですね、エモさもありつつ何かアプリ開発始めてずっとこう「フリル」「ラクマ」で一つのプロダクトでやってきてそろそろ新しいプロダクトをさわりたいみたいな思いもあったんで、そういうことを話したんですけど。
自分の中では割と早い段階で、他の会社さんとか、いろんなアプリ紹介していただいたりもしたんですけど、自分の中で一番響くのはそれ(B/43)だったという。
ただ、何かそうですね...呼ばれてみたらiOS... 笑
takejune
Android版必要になったら呼んでくださいといって、呼ばれてみたらiOSだったという...笑
nakamuuu
はい 笑
takejune
確かに今、B/43はiOS版しかなくって、来てくれてから2年弱ぐらい。ずっとiOS版の開発を続けてくれているという。とはいえフリルでもiOSの方もやるようになってたんですよね。
nakamuuu
そうですね... ただあんまりがっつりは入ってはいなくて、基本Androidエンジニアですとは名乗っていました。
takejune
スマートバンクに来てからはもう2年ぐらい、iOSをやっていただいてるって感じなんですね。僕が1人デザイナー、1人プロダクトマネージャーではあるものの、会社のことだったりとかビジネスのだったりとか、いろんなことに首を突っ込まないといけないシーンが多いんで、細かいデザインみたいなところまで実は見れていないシーンも結構あって、nakamuuuがデザインに関する指摘を受けて、僕の方で直したりとか、デザインの作業自体も実質何割かお任せしてるみたいな感じになってるかなと思うんですけど、今はB/43でどういうことに手をつけながらアプリを作ってますか?
nakamuuu
デザイン作業をガッツリやってるという感覚はないんですけど...金融アプリなんで、やっぱり何か普通に作ると難しくなってしまうというのは何かあるかなと思って、これは細かい文言であったりとか、単純なアイコンであったとしてもちょっと情報量多すぎない?みたいなものがあったりとか、そういうとこはちょっと気をつけながらFigmaを見てから実装するようにしています。
takejune
うちで開発している中で、デザイナーから見てすごい楽だなって思っているのが(反面負担をかけちゃってるところもあるかもしれないんですけど) Figmaのデータを共有して、それをエンジニアの方で見ながら、どんどんアプリに実装していってくれるっていうのが、すごい楽だなと思いながら作っていたりするんですけど。
あんざいさんは、iOS版しかないアプリのAndroid版を開発するみたいな案件を過去にも受けられてると思うんですけど、結構こういったその開発の仕方ってよくあったりするんですか?
yanzm
日本のスタートアップさんだと、結構そういうのありますね。やっぱり日本はiPhoneが人気なんでiOSからやるっていうところはありますね。
takejune
そうですね。そしてAndroid版のデザインデータがない 笑
yanzm
そうそうそういうのもありますね。
takejune
どこのエンジニアの方も、そういった対応をしてくれるもんなのかちょっとわからないんですけど。
yanzm
よしなにやりますよ 笑
takejune
iOSしか作ってなかったんでそういうふう「よしなにやってくれる」のが非常に助かってるなというのがありますね。そんな感じでnakamuuuとはフリルでに働いていて、またスマートバンク社に来てくれて、アプリを作っているんですけど。なんとなんと、あんざいさんにまたもお手伝いいただいている現状がありまして。今回もですね、アプリエンジニアは今nakamuuuしかいないんで、Android版を並行して走らせるのは難しいぞ...っていうのはあったんで、ダメ元であんざいさんに連絡しようということになって。
nakamuuu
ダメ元でした 笑
takejune
突然また面談してみたのですけど、これは....何でうけてくれたんですか?
yanzm
暇だったからです 笑
nakamuuu
笑
takejune
またも手が空いてたっていうラッキーがあってうけていただくことができたんですけど 笑
お願いするときにnakamuuuは緊張の面持ちを見せていたような気がしたんですけど、あんざいさんにお願いするとなったときに思うことはあったんですか?
nakamuuu
そうですね... 昔の話にまた戻っちゃうんですけど、自分が入ったタイミングではFablicには週1ぐらい。毎週火曜だったかな、あんざいさんが来てて、自分が初めて出社した時も確か火曜で。「...ブログでよく見る人がいる」みたいな。最初からやたら緊張感を抱えてていたのもあるんですけど。
そうですね、また一緒に仕事できるというか、長い期間経て、間を開けたんで、また何か恥ずかしいでかいプルリクを投げたりしないようにしようとか。
takejune
クソデカプルリクを送らないようにしようと 笑
nakamuuu
そういう緊張感はあったかもしれないです。
takejune
あんざいさんから見て、昔のコードや仕事ぶりと比べて今のnakamuuの印象はどうですか?
yanzm
すごい成長したなーって。成長したなっていうと変ですけど、一人前になったなって思います。
takejune
そうですよね。僕からしてもすごい頼りになりますし圧倒的に成長してるんじゃないかなって思います。2人の呼吸で爆速でAndroidアプリが開発されていってる感じがするんで非常に爽快感があるなと思いながら仕事してますね。
どうですか?nakamuuuもあんざいさんと一緒にやっててどんな感じですか?
nakamuuu
そうですね、iOS版の開発に追われてあんまりアンドロイドに目を配れてないっていうのがあるんですけど、「Issueを書いたら気づいたら1日後にできてる」っていう体験があるので、開発の方が早くてIssueを立てるのが追いつかないみたいな場面もあるので、かなり焦りながら進めてるっていう感じです。
yanzm
nakamuuのiOSのコードが結構読みやすいんで、それでだいぶ助かってるというのはありますね。早く作るっていう意味で。
nakamuuu
良かったです。
takejune
ちなみに僕もデザインを起こすたびnakamuuuがiOS版を作ってしまうので、デザインを作るのに追われてるっていう構造があるんですけど
nakamuuu
Androidで似たようなことがおきてますね
takejune
iOSをnakamuuuに引き続き見てもらいながら、Android版をあんざいさんに開発してもらうくれてるっていう感じではあるんですけど、二人ではまだやっぱりちょっとキツイところもあるんですかね?
nakamuuu
キツくないです(キリッ
yanzm
どうですかね。ただJetpackComposeっていう新しいやつで作ってるんで、正直これで開発やりたいって思ってる尖ったエンジニアさんはいるんじゃないかなって思うんで、そんなに今これでプロダクトやってるとこないと思うんで....そういう人にはね、刺さるんじゃないですか?ここの職場は新しいことをやりますよと!
takejune
結構珍しいんですね?
yanzm
珍しいと思いますよ、これでもうプロダクト出たら、事案としてGoogleに宣伝しろって言ってもいいレベルだと思います私は
takejune
そうなんだ
nakamuuu
まだβ版ですもんね。
yanzm
一応来月ステーブルになるんで、そしたらもう大手を振ってリリースできますよ。
nakamuuu
爆速を更に爆速にしていただける、尖ったエンジニアさんにお願いしたい。
takejune
JetpackComposeを使って開発したいような、爆速加速エンジニア募集中って感じですね。
nakamuuu
はい。
takejune
僕からすると2人は一緒に働く中で、すごく開発していて楽しいなって思えるような、凄腕エンジニアだと思うんで、そういった二人と働けることも魅力なんじゃないかなと思っております。もし、この話聞いて、興味を持ってくれたならぜひカジュアル面談からでもご連絡いただけると嬉しいなと思います。
はい、そんな感じで今日は2人との出会いとB/43のアプリ開発についてお話を伺いしました。あんざいさん、nakamuuuありがとうございました。
nakamuuu
ありがとうございました。
yanzm
ありがとうございました。
[PR] B/43 Androidエンジニアに興味を持った方へ
あなたのご応募お待ちしております!
まだ応募するほどでもない、という方はカジュアル面談へどうぞ〜🌻
このインタビューに出てきた人
nakamuuu
「家計簿プリカ B/43」を運営するスマートバンク社のiOSエンジニア。好きなOSはAndroid。ガジェットを集めるのが好き。
あんざいゆき
株式会社ウフィカ 代表取締役社長、Google Developer Experts for Android、GTUG Girls マネージャー。Androidの黎明期である2009年からAndroidアプリの開発を開始、ブログ「Y.A.M の雑記帳」でAndroidアプリ開発の情報を多数紹介している。個人開発のアプリとしてSuica Reader, Libraroidなどがある他、「Android Pattern Cookbook」「Master of Dagger」「わかる!ドメイン駆動設計 ~もちこちゃんの大冒険~」など執筆活動にも力を入れている。
GitHub: yanzm